旭化成・宗猛総監督が退任 名門支えたレジェンド「長い間ありがとうございました」今後は顧問に 4月1日付で三木弘氏が新監督に
旭化成陸上競技部は27日、宗猛総監督、西村功監督が退任し、現ヘッドコーチの三木弘氏が4月1日付で新監督に就任すると発表した。宗氏は顧問に、西村氏はスペシャルアドバイザーに就任する。
宗氏は1971年に入社。選手、プレイングコーチ、副監督を経て、08年に監督に就任。14年からは総監督となっていた。数々のオリンピックランナーを輩出し、全日本実業団駅伝では歴代最多26度の優勝を誇る名門を支えてきた。同社を通じて「旭化成陸上競技部で54年を過ごしました。多くの皆さまの温かいご声援のお陰で現在を迎えています。選手としてはモスクワオリンピックの最終選考会で3位に入り、代表を決めた福岡国際マラソンが一番の思い出です。反対に残念な思い出は日本がモスクワオリンピックをボイコットし、出場が叶わなかったことです。指導者になり、実業団駅伝の連覇や谷口浩美氏の東京世界陸上マラソン金メダル獲得、バルセロナオリンピックの森下広一氏の銀メダル獲得や多くの選手を世界に送り出せたのは会社のバックアップ、地域の皆さまのご声援のお陰だと感謝しています。これからも三木新監督の下、新しい歴史を積み上げてくれるものと期待し、OBとして精一杯応援していきたいと思います。今まで以上に旭化成陸上競技部に対するご声援をよろしくお願いいたします。長い間ありがとうございました」と、コメントした。





