バスケ日本に屈辱敗戦の中国 監督解任論も浮上 会見で「これが最後の試合か?」にセルビア人名将激怒「非常に失礼な発言だ」

 中国代表を鼓舞するジョルジェヴィッチ監督©FIBA
 第2Q、中国の高い壁に阻まれる河村勇輝(中央)=撮影・吉澤敬太
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 「バスケットボール男子・アジア・カップ予選、日本代表76-73中国代表」(25日、有明コロシアム)

 世界ランキング26位の日本が同29位の中国を破った。主要国際大会での勝利は1936年ベルリン五輪以来、88年ぶり。それ以外の大会を含めても2017年の東アジア選手権以来、7年ぶりの白星で、トム・ホーバス体制で迎えた2021年11月の初陣で敗れた相手に、リベンジを果たした。

 試合後のインタビューでは中国の主力、胡錦秋が「我々は最後まで懸命に戦ったが、この敗北を総括しないといけない」と語り、涙を流した。

 バスケではアジアでの地位を確立していた中国にとって、衝撃の走る敗戦となった。中国メディアによると、試合後の会見で、セルビア代表を率いて、14年W杯、16年リオ五輪銀メダルに導いた名将して知られるジョルジェヴィッチ監督は、中国の記者から「これが中国代表監督として最後の試合か?」と問われ激怒。「答えたくない。とても失礼だ。私はいまここにいる。非常に失礼な発言だ」と吐き捨てた。中国メディア「新浪体育」は、同監督体制での史上最悪の29位だったW杯、フィリピンに敗れたアジア大会、今回のアジア杯予選での日本への敗戦を並べ、「期待外れで屈辱的な記録を次々と樹立した」と、断じた。

 元NBAプレーヤーのレジェンド、中国バスケットボール協会の姚明(ヤオ・ミン)会長も見守った中での屈辱。中国メディアの「騰迅体育」は「FIBAによると、日本はアジアカップ以上のイベントで1936年の五輪以来、中国に勝ったことがなかった」と触れ「88年間の無敗記録が…」と嘆き、主審に不満も。「主審は中国チームにファウルを宣告し続けた。日本のホームコートはあまりにも悪魔的だった」と、恨み節が綴られた。ファウル数は日本が18、中国が24だった。

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