箱根駅伝 中大復活へ吉居大和が闘志「100大会で優勝」兄弟リレー実現熱望も「まずは自分の力を」

 中大のCポーズをして笑顔を見せる吉居大和(右)と弟の駿恭
 中大から兄弟で箱根へ。「スーパーマリオブラザーズ」にふんしてポーズをとる兄の吉居大和(左)と弟の駿恭
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 来年1月2、3日に行われる第100回東京箱根間往復大学駅伝に出場する中大が15日、東京都八王子市の多摩キャンパスで会見を行った。前回大会は総合2位。歴代最多14回の総合優勝を誇る古豪完全復活へ向けて、エースの吉居大和(4年)は「100回大会で優勝することを目標にやってきた。笑って卒業できるようにしたい」と意気込みを語った。

 2年時は1区で区間新記録をたたき出し、3年時は2区で駒大・田沢廉ら他大学のエースを抑え、区間賞を獲得した。今回も希望は2区。「前回でエース区間を走っているからには、もう一度走りたい気持ちと、区間新記録を狙っていきたい」と闘志を燃やした。

 弟・駿恭(しゅんすけ、2年)との兄弟リレーにも注目が集まる。2人とも「兄弟リレーをしたい」と熱望したが、まずはチーム目標を優先。吉居大は「チームが一番いい結果を出せる区間配置が大事。(弟が)隣の区間はうれしい気持ちはありますけど、まずは自分の力を出し切ることに集中したい」と足元を見つめた。

 卒業後はトヨタ自動車に就職する。「小さい頃からトヨタの選手を見て陸上を始めた。そういう憧れからトヨタ自動車の長距離メンバーになって、自分が夢をもらったように夢を与えられる存在になりたいと思った」と経緯を説明。陸上競技人生の最終目標の「マラソンでの五輪、世界陸上」を目指し、最後の箱根駅伝を後悔なく走りきる。

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