駒大苫小牧の主将はスラムダンク作者の次男 8強入り目指し「楽しみ」 全国高校バスケ23日開幕

 バスケットボールの全国高校選手権が23日に開幕する。男子北海道代表で駒大苫小牧の主将は、人気高校バスケ漫画「スラムダンク」作者、井上雄彦さんの次男慶邦(よしくに、18)だ。8強入りを目標に「自分たちのバスケットがどれだけ通用するかすごく楽しみ」と話す。

 東京都出身。幼少期はピアノやサッカーを習い小学2年時にバスケを始めた。絵を描くのが好きで、双子の兄大道さんが米国にバスケ留学した中、自身は高校で美術の道を考えていたが、中学3年時に駒大苫小牧の試合を観戦。「自分もここで頑張ればそういう(全国の)舞台に立てるのかな」と、北海道での寮生活に飛び込んだ。

 田島範人監督(48)が「ダブル主将制度」を導入し、ゲームキャプテンとは別に全員をまとめるリーダーに指名された。身長177センチのシューティングガードで「スラムダンク」では同じポジションの三井寿が憧れだが、一番好きなキャラクターは主人公が所属する湘北高の副主将木暮公延。縁の下でチームを支える姿に共感する。

 父が監督を務め、昨年12月に公開されて大ヒットした映画「THE FIRST SLAM DUNK」を鑑賞し「きつい時に頑張る力になった」と背中を押された。東京で行われる今大会はその父も観戦予定だという。

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