角田夏実 日本女子3人目の世界選手権3連覇 初の五輪代表選出へ増地監督も太鼓判

 「柔道・世界選手権」(7日、ドーハ) 

 女子48キロ級で角田夏実(30)=SBC湘南美容クリニック=が、田村亮子、阿武教子に続く日本女子3人目の3連覇を果たした。全5試合に一本勝ちし、決勝は世界ランキング1位のブクリ(フランス)に完勝。来年のパリ五輪代表に大きく近づいた。古賀若菜(21)=山梨学院大=は3位。男子60キロ級は東京五輪金メダルの高藤直寿(29)=パーク24=が、準決勝でガルリゴス(スペイン)に延長戦で一本負け。3位決定戦でも反則負けを喫し、5位に終わった。

 パリ五輪代表への道がぐっと開けた。角田は5試合を全て一本勝ちで日本女子3人目の3連覇。巧みで力強いともえ投げと必殺の関節技が威力を発揮した。

 全試合で相手にポイントを許さず、安定感も光った。決勝はかがんでこらえるブクリを引き抜くようにともえ投げで仕留め、「研究される中で、どう投げるかを研究してきた」と明かす。女子代表の増地監督は圧倒的な勝ち方に「大きく前進した。3連覇は非常に大きな要素になる」と初の五輪代表選出へ太鼓判を押した。

 日本女子48キロ級の五輪制覇は04年アテネ大会の谷亮子を最後に4大会も逃している。「気を引き締めて、まだまだ成長していきたい」と角田。看板階級の復権を担う自覚が芽生えてきた。

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