Vリーグ優勝で1億円&ハワイ旅行 ニンジン作戦にヴィクトリーナ姫路・荒谷主将「驚き」

 バレーボール女子でV1リーグ4シーズン目に臨むヴィクトリーナ姫路が12日、開幕戦の29日、岡山シーガルズ戦(岡山ジップアリーナ)に向け、兵庫県姫路市内で公式会見を開いた。過去3シーズンは12チーム中12、10、11位と低迷するチームは地元企業の支援による「Vリーグ初優勝賞金1億円&ハワイV旅行」の“特大ニンジン”企画を発表した。

 地元企業5社が各2000万円を出資し夢プランが実現。期限は新拠点となる新アリーナが完成する2026年シーズンまで。5年の間に初優勝を果たせば1億円。取り分は選手、スタッフらが半分、チーム運営費として半分となっている。

 スポンサーを回るヴィクトリーナの橋本明社長によれば、「絶対(優勝は)ないから印鑑を押すよ」と、ジョーク混じりに期待を込められた、という。

 “見返す”戦力は整ってきた。5月のV・サマーリーグで最高位の4位(12チーム中)に入り近畿総合では初優勝を果たした。5月からチームを率いる安保澄監督は「金田、坊野、孫田、宮地、清田ら2、3年目が成長」とキッパリ。そして佐々木、花井が8月、代表に初選出。「日の丸を付けて戦った。経験、自信を持って帰ってきた」と力を込めた。

 さらに金蘭会高時代から注目され、高校生で日本代表メンバー選手されたアタッカーの宮部藍梨が新加入。「明るい材料がそろう」と上位進出への手応えを持ち開幕を迎える。

 会見に参加した荒谷栞主将(24)は「安保監督の下、勝つために新しく取り組み、確実に力を付けてきた」と自信を口にした。今季のチームスローガンは「突破」。下位が続く中、「現状を突破したい。一人一人が壁を突破したい。ヴィクトリーナ姫路が突破する姿を見せたい」と力強く宣言した。

 1億円の賞金には「驚きました」と笑み。使い道には「(額が)大きすぎてピンとこない。何か自分に買いたい。車でも買い換えようかな」と思案した。選手同士ではハワイV旅行が盛り上がっている様子で「優勝して絶対にハワイ行こうね」と、話していることを明かした。

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