バドミントンロンドン五輪銀 藤井瑞希さんが難病の再生不良性貧血 人間ドッグで異常

 バドミントンロンドン五輪銀メダリストの藤井瑞希さん(34)が22日、自身のツイッターで国が難病指定している「再生不良性貧血」と診断されたことを報告した。

 毎年行っている人間ドックの血液検査で異常が認められ、再検査。都内の病院で詳細に検査して判明したという。

 藤井さんは、検査直後は医師から同じ血液の病気である白血病の可能性もあると伝えられたという。「結果的に白血病ではなく、再生不良性貧血でしたが、赤血球・白血球・血小板の数値は標準より随分低く、感染症のリスクの高さと出血した場合の危険性は変わらないそうです」とした。

 こうした影響からバドミントンを含めたスポーツ、人混みには行けなくなったとし、「今月に入り、たくさんのお仕事をキャンセルしてしまい、関係者の皆様にはご迷惑をお掛けしてしまい、すみませんでした」と謝罪した。現状は通院治療を行っているという。

 「意外にも私自身は冷静で、どんな結果であっても、治すしかない。変えられないもの(過去)を後悔したり悩むことより、変えられるものを変える努力(治療)をやりきろうとポジティブに考えられました」などと、寛解に向けた前向きな思いも記した。

 藤井さんは垣岩令佳との女子ダブルス「フジガキ」ペアで、12年ロンドン五輪で銀メダルを獲得。19年に現役を引退した。

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