御嶽海 かど番は「あまり考えてない」充実の出稽古で吹っ切れた 11日から秋場所

 重りを持ちながら鏡で姿勢を確認する御嶽海(代表撮影)
 稽古後、手形を押す御嶽海(代表撮影)
 稽古場で鋭いまなざしを向ける御嶽海(代表撮影)
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 大相撲秋場所(11日初日、両国国技館)を2場所連続のかど番で迎える大関御嶽海(出羽海)が9日、充実の出稽古で得た自信をのぞかせた。

 8月下旬に春日野部屋へ3日間の出稽古。幕内栃ノ心や碧山をつかまえ、意欲的に申し合いをこなした。普段は部屋に関取は自身のみ。それだけに「本当に良い稽古だった。充実していた」と実力者との手合わせを喜んだ。出稽古を終えた翌日に同じ感覚で幕下海龍にぶつかると、いつもなら残る相手が吹っ飛んだという。「それくらい感覚を取り戻してくれた」と効果を説明した。

 自身初のかど番だった名古屋場所は、2勝4敗で迎えた7日目から新型コロナで途中休場。右肩に負傷を抱えていたこともあり「いろいろ考え過ぎた」という。ただ、現在は「すっきりしました」と解消。「こだわって大関になりましたけど、まだ一個上がありますからね。大関で止まっていられない。それは関脇でいる時からも一緒。落ちていても残っていても、やることは一緒だなって。かど番はあんまり考えていない」とシンプルな思考に立ち戻った。

 秋場所の目標は、変わらず最低2桁勝利。この日は都内の部屋で、基礎運動で汗を流した。出稽古で得た好感触を場所で発揮できるかもポイントになる。「何があっても初日、2日目は白星。で、3日目、4日目から感覚取り戻して、グーッと上げていきたい」と青写真を描いた。

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