大関昇進3場所目で初のかど番を迎えた御嶽海が8日、名古屋場所(10日初日・ドルフィンズアリーナ)に向け、愛知県犬山市の出羽海部屋での稽古を報道陣に公開した。電話取材では、先場所で痛めた右肩の状態への不安を隠さず「ぶっつけ本番。初日、2日目と取ってみないと正直分からない」と明かした。
稽古では紫色の締め込み姿ですり足、てっぽうなど基礎運動で汗を流した。土俵では立ち合いの確認にとどまり、先場所以降は相撲を取っていないという。「大丈夫です、としか言いようがない。焦っても仕方ない」。名古屋入り後もはり、電気治療で患部の回復に努めている。