アメフト挑戦のアマ横綱・花田秀虎 “本場”米国で相撲世界一意欲「存在アピールする」

 さらなる飛躍を誓う(左から)レスリングの藤波朱理、ボクシングの入江聖奈、相撲の花田秀虎(撮影・園田高夫)
 さらなる飛躍を誓う(左から)レスリングの藤波朱理、ボクシングの入江聖奈、相撲の花田秀虎(撮影・園田高夫)
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 大学卒業後のアメリカンフットボール米NFL挑戦を目指している、2020年全日本相撲選手権王者の花田秀虎(20)=日体大3年=が29日、日体大世田谷キャンパスで行われた強化指定選手認定式に出席した。相撲と並行しながら「8:2」でアメフトの練習を継続しており「体重も春から7キロ増えたが、スピードも速くなっている。(相撲界以外に)アメフトの人とも携わって人間としても成長できている」と手応えを示した。

 異例の挑戦を目指す二刀流のアマ横綱にとって“本場”米国での千載一遇のアピールチャンスが到来だ。7月に非五輪競技・種目を中心とした国際総合大会「ワールドゲームズ」が米アラバマ州バーミングハムで開催されるが、花田も相撲の日本代表として出場予定。「まずは日本の相撲(の魅力)を世界に見せたい」と意気込みつつ、米国とあってどこにアメフトのスカウトの目があっても不思議ではない。

 重量級と無差別級での2冠を目標にしているが、「ワールドゲームズで優勝することで僕の存在をしっかりアピールしたい。なんとしても優勝しないといけない」と闘志は“倍増”。さらに、アメフトの強豪であるアラバマ大で宿泊するといい「(現地で)アメフトを見られるかはわからないが、刺激を受けて帰ってきたい」と鼻息を荒くした。

 3月には、アメフトの日本社会人Xリーグの合同トライアウトを受験。現在も「相撲8、アメフト2でやっている」といい、週6日の相撲部の稽古時間以外では、フットボールの専門家に師事して俊敏性や体のキレを高めるトレーニングを継続している。身長185センチ、体重135キロの体格を誇りながら、40ヤード走のタイムは5秒1まで上がってきているといい、「相撲にもいい影響が出ていると実感している」と、立ち合いなどでの相乗効果を明かした。

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