組織委・橋本会長、森喜朗前会長に感謝「森会長の存在なくして東京大会はなかった

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、都内で最後の理事会を開催し、新型コロナウイルスによる史上初の1年延期で昨夏に開催された大会ついての最終報告を行った。昨年12月に見通しとして示した総額1兆4530億円から、292億円削減した1兆4238億円だったことを公表した。組織委は後日の評議員会を経て、月末に解散する予定。

 橋本聖子会長は会長として最後の記者会見に臨んだ。自身の政治の師匠であり、大会直前に女性蔑視発言により辞任した森喜朗前会長への思いを問われると、感謝の言葉が並んだ。「招致を勝ち取った時、組織委を設立した時、ずっと長い間、森会長の存在なくして、東京大会はなかったと私は思っています。政治的にも社会的にもスポーツにも精通して、トップリーダーの役割を果たしていただいた。困難でも前に出る森会長がいたからこそ組織委は前に出ることができた」と、功績を称えた。

 その上で「直前ではあったが、大会5カ月前にバトンを受け継いで、森会長がいたからこそ私はできたんだと、今でもとても感謝しています」と、感謝を述べた。

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