小池祐貴は10秒22で2位「感覚は悪くない。上出来かな」男子100メートル
「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ」(8日、国立競技場)
男子100メートル決勝が行われた。9秒98の自己記録を持ち、昨夏の東京五輪代表の小池祐貴(26)=住友電工=は10秒22で(追い風0・1、メートル)で2位だった。優勝は2019年世界選手権男子100メートル覇者のクリスチャン・コールマン(米国)で10秒09。
中盤から追い上げて2位に入った小池は、世界王者との対戦に「大変貴重な経験で学びも多く得られるし、自分の糧にしたい」と話した。世界選手権(7月開幕、米オレゴン州)の参加標準記録(10秒05)を目指す今大会で「タイムはちょっと残念」としながらも「走りの感覚は悪くなかった。上出来かな」と手応えも感じた様子だった。
今季は米国でシーズンに入り、国内初戦となった4月29日の織田記念国際で、10秒49(向かい風3・3メートル)で優勝していた。「ここからしっかりギアを上げて、世界陸上でファイナルを目指せるように頑張りたい」と力強く話した。