東京五輪陸上代表・相沢が2年ぶりV「五輪、日本記録保持者として負けない自信あった」

 10000m決勝を制した旭化成・相沢晃(撮影・伊藤笙子)
 10000m決勝を走る駒大・田沢廉(左)と旭化成・相沢晃(撮影・伊藤笙子)
 男子10000m決勝の表彰式に参加した(左から)Honda・伊藤達彦、旭化成・相澤晃、旭化成・市田孝=国立競技場(撮影・伊藤笙子)
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 「陸上・日本選手権」(7日、国立競技場)

 男子1万メートルが行われ、東京五輪代表で日本記録保持者の相沢晃(旭化成)が27分42秒85で2年ぶり2度目の優勝を飾った。今大会で世界選手権の参加標準記録は突破できなかったものの、「2年ぶりの優勝。一回だけの優勝じゃ確かなものじゃないと思っていた。中盤粘って後半、先頭についていって、押していけたのは、次の大会で標準切るための好材料になった」と前を向いた。

 拮抗(きっこう)したレースが続き、中盤まで松枝博輝(富士通)が先攻。相沢は「ラストで勝負しようと思ってためていた」と残り2000メートルで一気にスピードを上げ、後続を引き離した。「五輪に出場して、日本記録保持者として負けない自信があった」と大舞台を経験した確かな自信が勝負強さへと変わったという。

 世界選手権切符を獲得する最後のチャンスはホクレン・ディスタンスチャレンジ2022(6月22日、北海道)だ。「正真正銘の最後。きつくてもタイム狙って走れたら」と意気込み、さらにその先を見据え「世界陸上、パリに向けて頑張って行きたい」と語った。

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