日本記録保持者の相沢晃が2年ぶりVも世陸参加標準突破ならず 突破者の田沢廉10位で内定ならず

 10000m決勝を制した旭化成・相沢晃(撮影・伊藤笙子)
 10000m決勝を走る駒大・田沢廉(左)と旭化成・相沢晃(撮影・伊藤笙子)
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 「陸上・日本選手権」(7日、国立競技場)

 今夏の世界選手権(7月開幕、米オレゴン)の代表選考会を兼ねて行われ、男子1万メートルは東京五輪代表で、日本記録保持者の相沢晃(24)=旭化成=が27分42秒85で2年ぶりの2度目の優勝を飾った。参加標準記録は突破できず、世界選手権内定はならなかった。東京五輪代表の伊藤達彦(24)=ホンダ=が2位、市田孝(29)=旭化成=が3位だった。すでに参加標準記録を突破していた田沢廉(21)=駒大=は10位で、世陸内定はならなかった。

 激しい争いとなったレースは残り2000メートルから相沢がジワジワと突き放しにかかると、伊藤、田沢らはついていけず、そのまま相沢が独走した。

 相沢は「2年ぶりの優勝ということで、1回だけでは確かなものではないと思っていた。勝ち取れてよかった」と、ホッと一息。参加標準には届かなかったが、日本選手権の優勝で世界切符には前進した。「前半消極的にいって、そのままズルズルいってしまったのが反省点。世界陸上、パリ五輪に向けて頑張っていきたい」と、今後を見据えた。

 今大会までに参加標準記録(男子は27分28秒00、女子は31分25秒00)を突破した選手のうち、今大会で3位以内に入った選手は世界選手権代表に内定する。

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