ロコ・ソラーレが開幕3連勝で単独首位 藤沢五月「コミュニケーションとって集中」

 ロコ・ソラーレの(右から)藤沢五月、吉田夕梨花、石崎琴美、鈴木夕湖、吉田知那美
 女子1次リーグ チェコ戦でプレーするロコ・ソラーレの(左から)鈴木、藤沢、吉田夕=レーワルデン(Steve Seixeiro氏提供・共同)
 女子1次リーグ チェコ戦でプレーするロコ・ソラーレの(手前右から)鈴木、吉田夕。奥は藤沢=レーワルデン(Steve Seixeiro氏提供・共同)
3枚

 「カーリング・北京五輪世界最終予選」(12日、レーワルデン)

 22年北京五輪出場権を懸けて女子1次リーグが行われた。世界ランク7位の日本は、18年平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレが世界ランク12位のチェコに6-2で勝利し、開幕3連勝。単独首位に立った。

 スキップの藤沢五月は「きのう2試合やって夜1試合、朝1試合で、きょうはお昼のゲームで中間の難しいアイス。前半は我慢を強いられたんですが、1点ずつ点数をとって。少しでも点数がアップすることで有利になる」

 北京五輪出場へ、弾みをつける勝利となった。第1エンドはハウス(円)の中に石が残らず、0-0でスタート。第2、第3エンドでお互いに1点ずつ挙げた後の第4エンドでは相手のミスを誘って1点をスチール。第5エンドで1点を返され、2-2で前半を終えた。

 後半に圧倒した。2-2で迎えた第7エンドは有利な後攻で2点を奪取。不利な先攻の第8、第9エンドで相手にプレッシャーをかけ、1点を連続スチール。流れに乗り、勝利をつかみ取った。

 氷の状態が一定ではない状況での勝利。「(氷を読むことは)難しいですね。1エンドくらいは滑ったりするんですけど3エンドで重くなって簡単なショットも難しくなる。いかに楽になるショットを自分たちが選べるように意識してやっています」と話し、「試合の時間帯だったり試合ごとにアイスの状態が変わってくる。反省も生かしつつ全員でコミュニケーションをとりながらショットに集中しないといけない。あしたも自分たちとの戦いになる」と気を引き締めた。

 五輪切符は総当たりで行われる1次リーグ1位のチームが今大会最速で獲得し、2位~4位のチームが残り2枚の五輪切符をプレーオフで争う。日本は次戦、出場チーム中3番目となる世界ランク8位の英国と日本時間14日午前3時から戦う。英国代表は平昌五輪で日本と3位決定戦を争ったチームでもあり、次戦は前半の“山場”。大一番を制し、五輪切符をたぐり寄せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス