「大相撲名古屋場所」（４日初日、ドルフィンズアリーナ）

　日本相撲協会は２日、取組会議で初日、２日目の取組を決めた。綱とりに挑む大関照ノ富士（２９）＝伊勢ケ浜＝に関し、昇進を預かる審判部の伊勢ケ浜部長（元横綱旭富士）が改めて横綱昇進ラインに関し、「（優勝に）準ずる成績」との見解を示した。

　先場所、２場所連続となる４度目優勝を果たし、最近６場所で３度の優勝。「成績が安定している。準ずる成績なら十分可能性がある」と、まな弟子の安定感を評価した。

　場所前の稽古は部屋の関取衆にけが人が多く申し合いの番数は十分に積めなかったという。「万全とは言えない。その中でやれることをやっている。やることをしっかりやって結果は後からついてくる」と親方は話した。

　また進退を懸け、出場する横綱白鵬（３６）＝宮城野＝に対しては「横綱として出るわけだから責任感を持って頑張ってほしい。優勝する気持ちでやらないといけない」と、ゲキを飛ばしていた。