高市早苗首相の台湾発言に中国が猛反発している問題で、年の瀬も連日高市批判を展開している中国の呉江浩・駐日大使がＸ（ツイッター）で、首相官邸幹部が「私は核を持つべきだと思っている」とオフレコ発言したと報じられた件に対して、「中国は驚愕している」と投稿した。

　２３日夜に中国外交部報道官の見解として伝え、「日本の首相官邸の高官が、日本は核兵器を保有すべきだと公然と主張したことに、中国は驚愕している」とした。

　「内閣官房長官は明確な説明を拒み、日本の防衛大臣は『非核三原則』の見直しの是非について、『いかなる選択肢も排除しない』と発言」「日本メディアが報じた高市首相による『非核三原則』改定計画と合わせて考えれば、これらの発言は、戦後国際秩序および核不拡散体制に対する公然たる挑発であり、地域および国際の平和と安定に対する重大な脅威」などと記した。

　在東京の中国大使館のアカウントでもリポスト。５００件超のコメントが殺到しており、「どの口が言ってんだ？」「毎日の様に日本批判ネタをぶっ込んでくるんだね」「内政干渉すんなよ」「中国がもってる核兵器の数に驚愕」「核を保有するの止めてから言おうね。どこの国がほざいているのか驚愕するわ」「おま言う案件」「自分のことを省みてから言え」「批判する前に、自国の核兵器を廃絶したら？」「何百発も核持ってる国が、なんで文句言えるの？」「公然とは言ってない」「オフレコです」「他国に赴任している大使が赴任先の悪口を言いまくっているケースってあるのでしょうか？」と反応する投稿が相次いでいる。