篠原信一氏が聖火ランナーを辞退「皆さまの不安、医療関係者のご負担が増えてしまう」

 兵庫県は21日、県内で予定されている東京五輪聖火リレーのランナーに決まっていた柔道家で2000年シドニー五輪柔道男子100キロ超級銀メダリストの篠原信一氏(48)が辞退したと発表した。

 篠原氏は同日、公式ウェブサイトで「神戸市の聖火リレーを走ることを楽しみにしていましたが、この緊急事態宣言中に県や市を跨いでの移動をすることになるので、多くの皆さまの不安、また医療関係者の皆さまのご負担が増えてしまうのではと思い、慎重に考え辞退とさせていただきました」と説明した。

 篠原氏は、5月24日に聖火ランナーとして神戸市を走る予定だったが、県は緊急事態宣言の発出で公道での聖火リレーを中止。同日、兵庫県丹波篠山市の篠山城跡三の丸広場で、ランナーが1人ずつ約20メートルずつを走る聖火リレーに参加予定だった。

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