パナソニック・福岡2トライ 現役医大生も変わらぬ快走!逆転8強に貢献

 「ラグビー・トップリーグ、パナソニック54-7近鉄」(25日、花園ラグビー場)

 4試合が行われ、パナソニックは、トップチャレンジリーグ2位の近鉄を54-7の逆転で退け8強に進んだ。順大医学部に進学し、今季限りで引退するWTB福岡堅樹(28)が2トライの活躍を見せた。キヤノンはNTTコミュニケーションズに43-13で勝ち、トヨタ自動車は日野に49-29で快勝。NTTドコモはホンダを21-13で下した。5月8、9日に行われる準々決勝はキヤノン-パナソニック、トヨタ-NTTドコモ、クボタ-神戸製鋼、サントリー-リコーの対戦となる。

 現役大学生となっても変わらない快足だった。医師の道へ進むため、今季限りで現役を引退する福岡が後半に2トライを決めてチームの8強進出に貢献。残りの現役生活は、最大で決勝までの3試合となった。

 「あと3試合しかないとか焦りはなく、その瞬間、瞬間を楽しんで自分らしいプレーが見せられれば、それが僕のラグビー人生だと思う」

 今月、順大医学部に入学し、6日に入学式に出席。授業に出るため、練習を休む日もある。それでも「チームとして必要な練習には出られるように、教授の方々にも理解していただいている。練習時間は確保できています」と現状は問題なく両立できているという。

 2015年W杯でともに桜のジャージーを着てプレーした五郎丸歩(35)=ヤマハ発動機=は前日、けがのため最後の試合に出場できずに引退。ツイッターで「同じ年に引退できることを誇らしく思う」と気持ちを示していた福岡は、「目の前の一戦一戦に常に100%で臨む」と最後までグラウンドで戦い抜く覚悟だ。

 今季リーグ戦と合わせてこれで9トライ。プレーオフは個人記録の対象外ではあるが「こだわっていないが、結果として“トライ王”になれればうれしい」。快足で最後のTL決勝まで導き、5度目の優勝へ走り抜ける。

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