高松城の堀を和船で聖火リレー ハンセン病入所者車いすで

 東京五輪の聖火リレーは18日、香川県での2日目が行われた。坂出市を出発し、瀬戸内海に浮かぶ与島や映画「二十四の瞳」の舞台となった小豆島などを経て高松市でゴール。高松城跡の堀では和船が聖火を運んだ。国立ハンセン病療養所「大島青松園」の入所者松本常二さん(89)は最終ランナーとして市内を車いすで巡った。

 松本さんはトーチを掲げて聖火をつないだ。走者に選ばれてからは「精いっぱい生きている姿を見てもらいたい」と、腕立て伏せなどの筋力トレーニングを行って準備を進めてきたという。

 和船には、自転車競技に励む高校生田野口佳奈さんがトーチを手に乗り込んだ。

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