ロシア勢強し!メダル独占 シェルバコワ逃げ切り女王

 「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ストックホルム)

 女子フリーが行われショートプログラム(SP)2位の紀平梨花(18)=トヨタ自動車=はフリー126・62点、合計205・70点で7位だった。坂本花織(20)=シスメックス=がフリー137・42点、合計207・80点で6位。日本は上位2人の順位合計が「13」以下となり、22年北京五輪の出場枠3を獲得した。宮原知子(23)=関大=は19位。優勝はアンナ・シェルバコワ(ロシア連盟)で、ロシア勢が表彰台を独占した。

 ただただ、王国の強さが際立った。国家的なドーピング問題による処分で、連盟所属として出場となったロシア3人娘だったが、それぞれの持ち味を発揮し表彰台を独占した。

 SP1位のシェルバコワは、4回転フリップこそ転倒したが、圧倒的な表現力で逃げ切って優勝。6年ぶりの世界選手権となった24歳のトゥクタミシェワは、背中に漢字の「愛」が入った黒の衣装でトリプルアクセルを決め、銀メダルを獲得。メダル決定の瞬間、涙を流し「アメイジング」と、喜びをかみしめた。SP12位だったトルソワは、4回転5本を組み込んだ構成で攻めに攻め、9人抜きで3位に食い込んだ。

 来季シニア転向組には、“絶望”の異名を持つジュニア女王のワリエワの存在もある。1年を切った北京五輪へ、日本に立ちはだかる壁は分厚い。

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