坂本花織の6位が日本勢最高 北京五輪3枠は確保 フィギュア世界選手権

 女子で6位の坂本花織のフリー=ストックホルム(ゲッティ=共同)
 女子で6位の坂本花織のフリー=ストックホルム(AP=共同)
 女子で6位の坂本花織のフリー=ストックホルム(タス=共同)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ストックホルム)

 女子フリーが行われ、日本勢は坂本花織(20)=シスメックス=が6位、紀平梨花(18)=トヨタ自動車=が7位、宮原知子(23)=関大=が19位だった。今大会は22年北京五輪の出場枠が懸かっており、上位2人の順位合計を「13」以内とした日本は、最大3枠を確保した。ショートプログラム(SP)1位のアンナ・シェルバコワ(FSR)が初優勝。

 SP6位の坂本は、フリー前半の3回転フリップでオーバーターンとなったが、何とかこらえて連続3回転に。後半の3連続ジャンプ、3回転フリップ-2回転トーループなどはノーミスで、2シーズン滑り込んできたフリー曲「マトリックス」の世界を表現した。

 しかし、SPで踏みきり違反がついた3回転ルッツは、フリーで再び同違反と判定された。フリーは137・42点で5位、合計207・80点で日本勢最上位の総合6位。「点数は仕方ないと思っています。今までは普通にやれば150点くらいだったので、思ったより15点くらい低かった。いつもそういうわけにはいかないんだなと思った」と肩を落とした。

 国内大会でもルッツの踏みきりは課題となっていたが、五輪枠が懸かる世界選手権でその重みを痛感した。「正直もやもやしているけど、こういう経験も必要」と必死に前向きに受けとめた坂本。「そもそもルッツをしっかり跳べばいいことなので、見直していかないといけない」と、オンライン取材では悔し涙を必死にこらえた。

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