宮原知子は19位「技術的には話にならないが、自分と向き合えた」フィギュアスケート世界選手権

 「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ストックホルム)

 女子フリーが行われ、日本勢は坂本花織(20)=シスメックス=が6位、紀平梨花(18)=トヨタ自動車=が7位、宮原知子(23)=関大=が19位だった。今大会は22年北京五輪の出場枠が懸かっており、上位2人の順位合計を「13」以内とした日本は、最大3枠を確保した。ショートプログラム(SP)1位のアンナ・シェルバコワ(FSR)が初優勝。

 SP16位の宮原は、フリーの冒頭のルッツ-トーループの連続3回転のトーループで転倒し、中盤の3回転サルコーでも着氷が乱れるなど、SPに続いて複数のミスがあった。112・31点、合計172・30点でフリー19位、総合19位。演技後は「技術的には話にならない内容だったが、精神的にはすごく自分と向き合えて、SPと比べて冷静に滑れた」と振り返った。

 不調の理由も示唆した。昨年12月の全日本選手権前から、右足が靴に当たることにより痛みを発症したという。「今は痛くないのでこの試合には関係ない」としながらも、コロナ禍で「練習も(拠点の)トロントで落ち着いてできず、調子もそんなによくはなかった」と調整不足は否めなかった。「心のどこかで不安もあったのかな」と精神的にも万全ではなかった。

 この日は自身の23歳の誕生日。今大会では、海外メディアの質問に流ちょうな英語で答えるなど成長を続けている。波乱のシーズンを糧にして、22年北京五輪を目指し再スタートを切る。

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