五輪代表・田中希実がクロカンで4位「力不足」「カツを入れられた」日本選手権

クロスカントリーで力走する田中希実(中央)=福岡市・海の中道海浜公園
クロスカントリーで力走する田中希実(右からら2人目)=福岡市・海の中道海浜公園
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 「陸上・日本選手権クロスカントリー」(27日、福岡市・海の中道海浜公園)

 女子8キロは、昨年3位の萩谷楓(エディオン)が中盤から独走し、25分54秒で快勝した。東京五輪女子5000メートル代表の田中希実(豊田自動織機TC)は26分22秒で4位に終わった。男子10キロは、3000メートル障害で日本歴代2位の三浦龍司(順大)が、松枝博輝(富士通)と同タイムの29分10秒で制した。

 2年前の同大会で26分43秒で優勝した田中は、悔しい敗戦を「今ある力を出し切れた。出し切った上で負けたので力不足」と冷静に振り返った。1、2月を強化合宿にあてた疲労の蓄積は否めなかった。その中であえて「苦手」というクロスカントリーに出場したのは、不整地でペースが変動する激しいレース展開を世界のトラックで生かすためだった。

 しかし、最後のアップダウンでは高校生の酒井美玖(北九州市立高)に抜かれるなど、苦戦を強いられた。ゴール後は芝生に倒れ込んでなかなか立てなかった。「次のシーズンへ、もう1回カツを入れられた」と、田中は五輪を見据えて改めて気持ちを引き締めた。

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