京都成章が悲願花園制覇へ 伝統の「ピラニアタックル」最終確認 伏見工以来の京都勢V照準

 「全国高校ラグビー大会・決勝、京都成章-桐蔭学園」(9日、花園ラグビー場)

 初優勝を狙う京都成章(京都)は8日、奈良市内のグラウンドで約1時間半の最終確認を行った後、オンライン会見を行い、決戦への意気込みを語った。

 13回目の花園で初めて準決勝を突破した京都成章。湯浅泰正監督(56)は「やってきたことを出すだけ。チャレンジャーとしてやろう」と呼びかけた。初優勝と同時に第85回大会の伏見工以来、15大会ぶりの京都勢の全国制覇も懸かる。

 獲物に食らいついたら離さない「ピラニアタックル」と称されるディフェンスで勝ち上がってきた。CTB辻野隼大主将(3年)は「僕たちが入学する前から『ピラニアタックル』の名前が付いていた。先輩を受け継いで、名前として残して、体に染みついて今の成章のディフェンスがある。忘れずに戦いたい」と力を込めた。大会連覇を狙う桐蔭学園に真っ向からぶつかっていく。

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