シェルバコワSP首位発進!唯一の80点超え 肺炎を患ってから初の大会
「フィギュアスケート・ロシア選手権」(25日、チェリャビンスク)
女子ショートプログラム(SP)で3連覇を目指すアンナ・シェルバコワ(16)が80・31点で首位発進した。昨季の世界ジュニア選手権女王のカミラ・ワリエワ(14)が79・99点で2位、ダリア・ウサチョワ(14)が76・72点で3位。トルソワが4位、トゥクタミシェワが5位となった。
シェルバコワは11月に肺炎を患ってから初の大会だったが、SPで唯一の80点超えの演技で観客を魅了し、スタンディングオベーションを浴びた。「演技には満足だが(スピンでの)失敗もあった。明日(26日)のフリーで繰り返さないようにしたい」と自らを戒めた。
「まだ病気を完全に克服できたわけではない」と言う状況で高難度のルッツ-ループの2連続3回転ジャンプなどを決め、参考記録ながら自己ベストを上回った。「今できる最善のことをしたい」と、ハイレベルな争いでの3連覇に照準を合わせた。