コストルナヤが堂々首位発進78・84点 3Aなしでも“美”は健在

 女子SPで首位に立ったロシアのアリョーナ・コストルナヤ=モスクワ(共同)
 フィギュアスケートのロシア杯で、女子SP首位のアリョーナ・コストルナヤ=モスクワ(タス=共同)
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 「フィギュアスケート・ロシア杯」(21日、モスクワ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年のGPファイナル女王のアリョーナ・コストルナヤ(17)=ロシア=が78・84点で首位発進を決めた。元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(23)=ロシア=が74・70点で2位、昨季のGPファイナル3位のアレクサンドラ・トルソワ(16)=ロシア=が70・81点で3位につけた。昨季のGPファイナル2位のアンナ・シェルバコワ(16)=ロシア=は肺炎のため欠場した。

 “美”は健在だった。今季の新SPはビリー・アイリッシュの「ノー・タイム・トゥ・ダイ」。冒頭のダブルアクセルを華麗に決めると、続く3回転ルッツ、連続3回転ジャンプもしっかり着氷。最後までスピード感タップリに滑りきり、人さし指を口元に立てるフィニッシュで締めくくった。表現力などを示す5項目の構成点では、唯一9点台を並べ、他を圧倒。得意のトリプルアクセルは今季まだ公正に組み込んでいないが、自国のライバルたちを相手に堂々の首位発進。得点表示を見届けると、笑顔を浮かべた。

 昨季終了後にこれまで師事してきたエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れ、“皇帝”エフゲニー・プルシェンココーチのもとへ。移籍を巡って、両者がSNSで批判を繰り広げるなど波紋を呼んだ。注目を集める中で迎える北京五輪プレシーズン。ロシアの通信社「タス通信」によると、SP後は「パフォーマンス自体に満足はしてません。結果はいいけど、まだやるべきことがある」と話し、フリーに向けて気持ちを切りかえた。

 今季のGPシリーズはコロナ禍で世界各国において渡航や入国が制限されていることから、各大会とも開催国の選手、開催国で定期的に練習している選手などに参加を限り、1人1大会出場で変則的に実施される。審判も開催国の審判のみとなるため、得点は参考記録となる。

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