五輪考える場合じゃない 羽生、22年北京大会言及

 フィギュアスケートの全日本選手権で5度目の王者に輝いた羽生結弦(ANA)が26日夜、長野市で報道陣の取材に応じ、3連覇が懸かる2022年北京冬季五輪については新型コロナウイルス禍を踏まえ「東京五輪をできていない今の状況で、僕個人の思いとしては冬の五輪を考えている場合じゃない」と語った。

 北京冬季五輪については「(五輪そのものが)競技の最終目標。そこに出て優勝したい気持ちもある」と言う。一方で「東京五輪は延期されてもそれがどうなるか分からない。五輪というものが開催されるべきなのか。そこに向けてはシャットダウンしている」と複雑な胸中を打ち明けた。

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