“新ビーチの妖精”坂口、村上礼ペア「勢いをなくされた」石井・村上めペアに敗れる
「ビーチバレー・マイナビジャパンツアー2020立川立飛大会」(31日、タチヒビーチ)
女子1回戦で、“新ビーチの妖精”坂口佳穂(24)=マイナビ/KBSC、村上礼華(23)=ダイキアクシス=組は、石井美樹(30)=荒井商事/湘南ベルマーレ、村上めぐみ(35)=オーイング=組に0-2(23-25、17-21)で敗れた。石井、村上めペアは1日の準決勝に進んだ。
国内ランク6番手の坂口・村上礼組と、1位の石井・村上め組の戦いは、開幕試合にふさわしい熱戦となった。第1セットは石井組が主導権を握り、中盤では坂口組が14-12でリードする場面も。互いに譲らずジュースにもつれ、最後は村上めの強打が決まり、25-23でものにした。第2セットも一進一退の攻防が続いたが、終盤に石井の強打、村上めのサーブで得点を重ね、21-17でものにした。
坂口は「勢いがないとあそこには勝てないと思っていた。最初から最後まで勢いをぶっ通そうと思ったけど、勢いをなくされた。盛り返しても、自分たちで下げたのが敗因」と分析。村上礼は「試合前に2人で『攻め続ける』と話をしていた。攻め続けられたけど、ラリーが続いたときにミスが出た。流れを切ってしまうことが多くて、もったいなかった」と唇をかんだ。
新型コロナウイルスの影響により、今シーズン唯一の開催となる国内ツアー大会。石井は「DJの方がすごく盛り上げてくれていた。周りで応援してくれる人がすごくいっぱいいて、力になるなと思った」と言えば、村上めは「久しぶりで、懐かしいなと思った」と振り返った。
大会は男女各8チームずつが出場し、トーナメント方式で開催。上位4チームが準決勝に進み、1日に決勝まで行われる。
日本が開催国枠を持つ東京五輪代表決定戦は来年5、6月(会場未定)に行われる。五輪ランク上位6チームが出場し、優勝チームは五輪代表に決定する。





