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【朝原宣治の目】桐生とケンブリッジは抜けている

 「陸上・日本選手権」(1日、デンカビッグスワンスタジアム)

 男子100メートル準決勝が行われ、14年大会以来6年ぶりの優勝を狙う前日本記録保持者の桐生祥秀(24)=日本生命=は10秒27(向かい風0・3メートル)で1組1位、全体3位のタイムで決勝進出を決めた。17、19年世界選手権400メートルリレー銅メダルメンバーの多田修平(24)=住友電工=が10秒23(無風)の2組1位、全体1位で通過。4年ぶりの優勝を狙うケンブリッジ飛鳥(27)=ナイキ=は同組同タイムの2位で決勝に進んだ。

  ◇  ◇

 桐生選手はスタートして加速する大事なところで失敗しました。体が低く突っ込み過ぎてしまい、足がさばききれませんでした。10秒0台を連発している選手が、あのようなミスを犯すことはなかなか考えられません。

 準決勝ではケンブリッジ選手に余裕を感じました。今年、スタートに余裕が出てきています。もし決勝で桐生選手が失敗し、スタートして40メートルあたりで並んでいればケンブリッジ選手の方に余裕はあるのかなとみます。

 今日だけを見ると9秒台はちょっと厳しいでしょう。寒さからなのか、地面が少し湿っていたからなのか。いくら流しているとはいえタイムが遅いのは気になるところです。

 多田選手はベストな走りでしたし、小池選手も上げてきていました。ただ桐生選手とケンブリッジ選手は抜けていると思います。決勝でうまく走れば、いいタイムでの争いが期待できるでしょう。(08年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリスト、「NOBY T&F CLUB」主宰)

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