瀬戸、止まらぬ不倫問題影響 ANAと契約解除、JOCシンボルアスリートは辞退

 水泳の瀬戸大也が報じられた不倫問題について、影響が拡大する一方となっている。30日、所属していたANAが瀬戸との契約解除を認めた。さらに、瀬戸は日本オリンピック委員会(JOC)の公式ウェブサイトで公開されている「シンボルアスリート(SA)」からも名前が削除された。

 ANAとの所属契約について、同社の広報部は「瀬戸選手ご本人、マネジメント会社とも話し合いを続けてきた結果、本日付で双方納得の上で、契約解除に合意した」と説明した。所属契約は21年3月までだった。瀬戸からは「深い謝罪を受けた」という。なお、26日の時点で公式ウェブサイト上の「ANA所属アスリート」のページから瀬戸の名前が外れていた。

 SAの辞退については、JOC広報部によると、日本水泳連を通じて辞退の申し出があり、受理したという。「SA」はJOCが五輪における推進事業やマーケティング活動のシンボル的な存在として、人気や実績を考慮して選考しているいわば五輪競技における“日本の顔”的な存在。2020年は瀬戸を含め、15人が選出されていた。

 さらにこの日、瀬戸は都内の日本水泳連盟を訪れ、東京五輪の競泳日本代表主将を辞退する意向を伝えた。日本水連幹部によると、瀬戸からは「申し訳ございません」と謝罪があったという。10月6日の常務理事会で議論される。瀬戸は19年夏の世界選手権で個人メドレー2冠を達成し、東京五輪代表に内定。今年1月の常務理事会で代表主将就任が承認されていた。

 また、元飛び込み選手で妻の優佳さん(25)と出演していた「味の素」のテレビCM動画「勝ち飯 瀬戸選手篇(30秒)」が24日に同社の公式サイトから削除されるなど、出演していたCM、広告が削除される事態が続いている。

 瀬戸の不倫問題については、週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」が23日に報道。瀬戸は24日未明、マネジメント会社を通じて事実関係を認め「自分の軽率な行動により大切な家族を傷つけ、応援して下さっている皆様、関係者の方々、支援頂いている企業の皆さまに大変不快な思いとご迷惑をおかけしてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。自分の行動を猛省し、家族との今後についてはしっかり話し合いたいと思っております」などと謝罪した。

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