ボクシング・岡澤セオンら高地トレで収穫、山形合宿で15キロ&20キロの山歩き

 東京五輪のボクシング男子日本代表と同候補が26日、山形・蔵王坊平での合宿中にオンライン取材に応えた。標高1000メートルの高地に位置する同施設を拠点とした合宿は20日に始まり、27日に終了する。日本ボクシング連盟の本博国強化委員長によると、鉄アレイや重さ5キロのベストで体に負荷をかけた練習が多く、21日に15キロ、26日に20キロの山歩きを行うなど、基礎体力の向上に重点を置いた。

 ウエルター級日本代表の岡澤セオン(鹿児島県体協)は、鉄アレイを持ってボクシングの動きをしながらトラックを周るトレーニングで「もともと苦手な足の運びができないと感じた。(練習拠点の鹿児島へ)帰ってからもやりたい」と収穫を口にした。また、高地での山歩きも経験し、同様に「桜島を登ってみたりもいいかも」と話した。

 新型コロナウイルスの感染拡大後、初めての代表合宿。現地では手洗い、マスク、消毒だけでなく、食事の際には手袋をつけて料理をよそうなど、感染予防に細心の注意が払われた。また、対人練習では一定の距離をとって鉄アレイで負荷をかけた上で、コーチの動きに合わせて反応する練習などを行った。

 世界的な感染拡大の影響で、8月に予定されていたウズベキスタンでの代表合宿は中止。本強化委員長は「スパーリングはまだ試合が決まっているわけではないので急ぐ必要はない。(合宿で行ったような練習を)今後も充実させていきたい」と話していた。

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