クラスター発生か?B1大阪の感染者8人に 関西スポーツ界で最多も…認定連絡はまだ

 バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)大阪エヴェッサは8日、新たに3選手が新型コロナウイルスに感染したと発表した。プライバシー保護のため名前や国籍は公表していない。チームの感染者は2日にBリーグで初めてとなる選手1人が出て以降、これで選手7人、関係者1人の計8人。クラスター(感染者集団)発生の可能性がある。

 感染拡大が止まらない。B1大阪は新たに3選手が新型コロナウイルスに感染したと発表。これで感染者は選手7人、関係者1人の計8人となった。安井直樹代表はオンラインで記者会見し、「世間の皆さまをお騒がせしていることを厳粛に受け止めている。ご心配、ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません」と陳謝した。

 今回の3選手は発熱、味覚や嗅覚の異常を訴え、6日にPCR検査を受けた。このうち1選手は3月24日にチーム外部の人物らと会食。会食には5選手が参加しており、これで4選手の感染が判明した。残り1選手も8日にPCR検査を受診する予定。既に外部の1人の感染も確認されている。

 チームは2日にBリーグで初となる選手1人の感染を発表。3日に関係者1人、6日に選手3人、この日は選手3人と感染者が相次いでいる。保健所の指導に基づいて選手、関係者、スタッフ全員のPCR検査を実施する方向で調整しており、現段階では「実施決定もしくは実施の返答待ちが計7人。受けられるか分からないのが計9人」と安井代表。今後さらに感染者が増える可能性がある。

 関西のスポーツ界ではプロ野球阪神、サッカーJ1神戸、C大阪でも感染者が出ているが、計8人の感染は最も多い。クラスターが発生しているとの認識か、と問われた安井代表は「(国、大阪府から)認定されたとの連絡は受けていない。8人の陽性者が出ている事実については重く受け止めている」と表情を曇らせた。

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