岩出玲亜「明るいニュース届けたい」 “魅せる”レースで五輪切符獲得へ!

 東京五輪代表の女子1枠がかかるMGCファイナルを兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが8日、ナゴヤドーム発着で午前9時10分から行われる。7日は、出場選手が名古屋市内で調整した。昨年9月のMGCで完走選手最下位の9位に終わり、五輪へのラストチャンスにかける岩出玲亜(25)=アンダーアーマー=は、新型コロナウイルスの感染拡大に沈む日本を活気づける力走を誓った。

 2018年は日本人2位、19年は日本人トップと好相性の名古屋で岩出は燃えていた。早朝にナゴヤドーム周辺を走り、ドームの入り口ではトップ通過をイメージ。「1位で帰ってこられるように朝日にお願いしてきた」と願掛けまで万全だ。

 五輪代表へは2時間21分47秒を上回ることが最低条件。2時間23分52秒の自己ベストから2分以上速く「覚悟がないと切れないタイム」と腹をくくっている。

 MGCに参戦した女子で唯一のプロ。「実業団時代は自分自身にしか目を向けられなかったけど(17年に)プロになって視野が広がった」と自覚する。6日の記者会見では、MGCシリーズの約3年を「五輪に行きたいというのはもちろんあるが、岩出の走りで頑張ろうとか、元気が出たとか言われるのがうれしくて」と振り返った。それだけに、新型コロナウイルスの感染拡大でイベント中止や休校など萎縮したムードの中、「私自身が明るいニュースを届けたい」と決意している。

 験を担いで、日本人トップだった19年の大会と同じクリスタルが輝くピンクのネイルを両手に施した。「ここが自分の人生においてターニングポイントになる」という大一番。“魅せる”レースで五輪切符を獲得し全国に勇気を届ける。

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