アキレス腱断裂の寺本明日香が復帰へ意欲!「引退」よぎるも「自分の体操人生を貫く」

 体操女子のロンドン、リオデジャネイロ五輪代表で、6日の代表合宿中に左足アキレス腱を断裂したた寺本明日香(24)=ミキハウス=が10日、自身のツイッターで現在の状況を報告した。断裂した瞬間は「引退」も頭をよぎったが、周囲の支えもあり「諦めずに最後まで体操やりたい」と、復帰に向けた意欲をつづった。

 寺本は6日の練習中にアキレス腱を断裂。7日に都内の病院で手術を受けた。当時の状況を「なんの予兆もなく不意の出来事でした。切った瞬間、あー体操人生楽しかったな、もう頑張らなくていいんだって思いました。目の前にあった東京五輪の光が全く見えなくなり、現実をのみこんで諦めないと自分がおかしくなりそうでした。『もう無理です』ずっと繰り返し言ってました。『引退』その時はそれしか私の頭の中にはありませんでした」と、率直に振り返った。ただ、「でも、周りは違った。私が引退への道に進もうとしたその線路を変えてくれました。いや、むしろ引退完全阻止w術後一日目からストレッチボールと倒立バーを差し入れで持ってきてくれて、逆算したトレーニングメニューを作ってくれる、、なんと恐ろしき鬼コーチ達 もう笑顔になっちゃいますね~。私の気持ちはいとも簡単にそっちに切り替わりました。だから、、、私本当は諦めずに最後まで体操がやりたいんだなって分かった。なにより、皆が待っててくれてた、私より諦めてない周りの方々に胸がいっぱいになりました」と、周囲の支えもあり、気持ちが前向きになったという。

 現在、全治は明かされていないが、「全日本やNHK杯、初戦だったドイツW杯や東京W杯は出場できません」と、予定していた3、4月の個人総合のW杯シリーズ、4月の全日本選手権、5月のNHK杯の国内五輪代表選考会も欠場することを表明。ただ、6月の全日本種目別で可能性を示せれば、強化本部推薦による選出の可能性は残る。

 18年世界選手権個人総合銀メダリストの村上茉愛とともに体操女子をけん引してきた。昨年の世界選手権では主将として団体出場権獲得に貢献した大黒柱は「東京五輪も出れるか分かりません。切った瞬間は絶対に引退しようと思った。でも誰がなんと言おうと最後まで諦めずに自分の体操人生を貫き通そうと思っています。そして最後の大きな壁に立ち向かっていきます。あたたかく見守っていただければ幸いです。たくさんのメッセージありがとうございました。自分のペースで自分なりにコツコツと頑張ります」と、決意をつづった。

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