ラグビーＷ杯日本代表主将のリーチ・マイケル（３１＝東芝）が２９日、母校の東海大で１８００人を前に講演。最後に後輩へメッセージを促されると、予想もしない“告白”が飛び出した。

　「大学４年生まで童貞でした」

　爆弾発言に会場は拍手に包まれた。そして、大学３年生の時に６カ月かけて好きな女性に思いを伝えた話をしみじみ語る。「そこから８年、今結婚してます」と相手が知美夫人であることを明かし、再び会場を盛り上げた。

　講演では東海大・木村李由監督から天然エピソードも暴露された。大学最後の試合に左足のスパイクを２つ持参。すぐにスポーツショップに買いに行ったという話で、場内は笑いに包まれる。リーチは「トラウマになっていて今でもロッカーでスパイクを出すたびにドキドキする」とさらに笑いを増幅させた。

　「失敗も成功もある。ビビらずやりましょう」と後輩たちにエールを送ったリーチ。昨年の経験を「スポーツの力を肌で感じてモチベーションも上がった。もっとやりたい」と振り返り、４年後のＷ杯フランス大会はもちろん、３８歳で迎える２７年Ｗ杯まで代表活動を続けることにも意欲を示した。