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羽生「チェンに勝つ」GPファイナルへ闘志!史上最多V5へ「記録に残してナンボ」

 「フィギュアスケート・NHK杯」(24日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 エキシビションが行われ、3年ぶりの大会制覇を果たした羽生結弦(24)=ANA=は「春よ、来い」を演じ会場を魅了した。次戦GPファイナル(12月5日開幕、トリノ)では「優勝したい」と3年ぶり、男女を通じて史上初の5度目の大会制覇を誓った。女子2位の紀平梨花(17)=関大KFSC=も出演し、今大会では回避した4回転サルコーの練習を継続するとした。

 GPファイナルへの思いを問われると、羽生は少し悩んで切り出した。「とりあえず優勝したいです。その思いが一番強い」-。

 3月の世界選手権は銀メダル。表彰台の真ん中にいない自分に対し、複雑な感情がわき上がった。「結果って本当に大事なもの。記憶には残っているかもしれないけど、記録には残らない。それは意味がないと僕は思う。やっぱり、しっかり記録に残してナンボ」。勝利への渇望が、羽生自身を奮い立たせた。

 上位6人が戦う舞台ではあるが、ベストスコアを見れば合計323・42点の世界最高得点を持つネーサン・チェン(米国)と、事実上の一騎打ち。羽生自身も「ネーサン選手との戦いとしか思ってないんですけど」と冗談交じりに語った。相手が誰であろうと、頂点に立つのが自分であることは揺るがない。「やっぱり勝ちたいので。勝つことに意味があると思っている」と何度も繰り返した。

 勝負手は心身ともに状態を見定めながら熟考する。23日にブライアン・オーサー・コーチが「練習はしている」と明かしていた4回転ルッツについては「練習はしているので、『できるよ』と言えるかなと思う」とし、投入の可能性は否定しなかった。4回転ルッツは平昌五輪前の17年ロシア杯で初成功した大技。しかし続くNHK杯へ向けた公式練習中に着氷で体勢を崩し、五輪まで引きずるケガの要因となった。

 最終的には「自分自身で考えた上で決めたい」と羽生。とはいえ「入れる、入れないを言うのは『先発ピッチャー誰』って言うようなものだと思うので」と笑顔でけむに巻いた。“情報戦”は早くも始まっているようだ。

 今季のGP2戦はいずれも羽生が“勝利”しているが「やっぱりネーサン選手はこんなもんじゃないというのは自分自身、すごく分かっている」と慢心は一切ない。直接対決で目指すべきは、羽生が羽生を超える演技。ギラギラと燃える闘志を胸に、奪還へ、戦闘態勢を整える。

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