難民選手団所属の18年世界王者モラエイ メダル逃す「全身全霊をかけてオリンピックへ」

準々決勝で対決する藤原崇太郎(左)とサイード・モラエイ=丸善インテックスアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「柔道・グランドスラム大阪大会」(23日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子81キロ級準々決勝で、18年世界選手権金メダリストでイラン出身のサイード・モラエイ(27)は、準々決勝で藤原崇太郎(日体大)に支え釣り込み足で一本負けし、敗者復活戦でも勝ち上がれず、メダルを逃した。

 モラエイは、今夏の東京世界選手権で敵対するイスラエルの選手との対戦を棄権するようイラン政府から圧力をかけられた。その後、安全確保のため渡航したドイツで難民認定を受け、今大会は難民選手団体所属としてエントリーした。

 今大会への出場について「前回、東京でいろいろと不幸なことがあって、メダルが取れなくなってしまった。今回はほとんど準備していていなくて、私の力からすると50%の力でトーナメントに参加することになった」と振り返った。そして家族について「心配している。神様に父と母を守ってくれるように祈っている」と、胸の内を明かした。

 元世界王者の次なる目標は東京五輪。「柔道は私の人生。私は世界選手権、アジア選手権のメダルを取っている。残っているのはオリンピック。これからは全身全霊をかけてオリンピックに向かって頑張る」と意気込みを語った。

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