ウィザーズ・八村、初本拠で12点 監督「まるでベテラン選手」

 「NBA・オープン戦、ウィザーズ99-104ニックス」(7日、ワシントン)

 ウィザーズの八村塁(21)はニックスとの本拠地でのオープン戦初戦に先発し、約21分のプレーで12得点、4リバウンドだった。試合は99-104で敗れた。ドラフト1巡目新人の八村は7月に若手中心のサマーリーグに出場し、この試合が初の主力選手との顔合わせだったが、ダンクや3点シュートを決めるなど存在感を示した。

 初めて本拠地のファンの前でプレーしたとは思えない、上出来の滑り出しだった。八村は先発で出場し、第4クオーターは出番がなかった中で12点を挙げた。「NBAのデビューということで僕も楽しみにしていて、ついに来たなという感じだった」と表情を緩めた。

 若手中心のサマーリーグとは違い、初めて主力級とぶつかった。4本決めたフィールドゴールの中で、プロで戦える手応えをつかんだのが第3クオーターのダンクシュート。中央から切れ込み、左手で豪快に決めた。「世界最高峰の、身体能力の高い選手ばかりの中で、そういう力強いプレーができた」と誇った。

 一方でシュートが厳しい状況では冷静にパスを選択し、相手のマークが甘いと見るや、3点シュートも沈めた。ブルックス監督は「まるでベテラン選手のようだった。実に落ち着いてプレーしていた」と舌を巻いた。23日のレギュラーシーズン初戦まで、オープン戦は残り4試合。実戦を成長の糧にしていく。

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