川内優輝、自己最低29位 暑さ対策空回り…想定外の涼しさ「作戦ミス」

 「陸上・世界選手権」(5日、ドーハ)

 男子マラソンで、4度目の出場で悲願の入賞を目指した川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=は、2時間17分59秒で自己最低の29位に終わった。

 誤算だった。苦手な暑さへの覚悟を決め、消耗戦に備えてきた川内だったが、前日までの気温30度以上、湿度約80%の過酷な環境から一転、この日は気温こそ29度も湿度はグッと下がって51%。涼しさすら感じる気候となり、想定より上がったペースについていけなかった。ハーフ52位通過から最後は29位まで上げたが、ゴール後は首を直角に曲げがく然。「作戦ミス。今大会の他のレースを見て、学びすぎた」と、策におぼれた自らを恥じた。

 公務員だった2年前から、一念発起し、プロになって帰ってきた世界の舞台。何より結果が求められる中で、過去ワースト順位に終わった。今後の日本代表への挑戦については「最低順位になるために戻ってきたわけではないので…。今はちょっと考えられない」と、白紙とした。

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