朝乃山「令和最初の場所で優勝できてうれしい」 【一問一答】
「大相撲夏場所・14日目」(25日、両国国技館)
平幕朝乃山が大関豪栄道を寄り切って12勝2敗とし、3敗で追っていた横綱鶴竜が関脇栃ノ心にはたき込まれたため、千秋楽を待たずに初優勝を果たした。名門高砂部屋では元横綱朝青龍以来、9年ぶりの賜杯となる。栃ノ心は10勝目を挙げ、7月の名古屋場所での大関復帰を決めた。関脇に転落した場所で返り咲きを決めるには10勝が条件。この規定での復帰決定は現行制度となった1969年名古屋場所以降、2005年初場所の栃東以来5人目(6度目)となった。
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-初優勝の気持ちは。
「令和最初の場所で優勝できてうれしい。そう簡単に平幕では優勝できない。びっくり」
-優勝は意識したか。
「それは考えず、思い切っていこうと思った。自分の相撲を取ろうと思った。体が反応した」
-緊張感はあったか。
「すごいプレッシャーがあったけれど、落ち着いて取れた」
-誰に報告したいか。
「先生(富山商高時代の亡き恩師、浦山英樹さん)です。いつも土俵の上で応援してくれている。おかげさまで優勝できましたと言いたい」
-富山出身の第22代横綱太刀山はどんな存在か。
「横綱なので、近づけるように頑張りたい」
-来場所へ向けて。
「三役になれるか分からないが、もっと上がある。初優勝で満足せず、稽古をしていく」