朝乃山「令和最初の場所で優勝できてうれしい」 【一問一答】

 「大相撲夏場所・14日目」(25日、両国国技館)

 平幕朝乃山が大関豪栄道を寄り切って12勝2敗とし、3敗で追っていた横綱鶴竜が関脇栃ノ心にはたき込まれたため、千秋楽を待たずに初優勝を果たした。名門高砂部屋では元横綱朝青龍以来、9年ぶりの賜杯となる。栃ノ心は10勝目を挙げ、7月の名古屋場所での大関復帰を決めた。関脇に転落した場所で返り咲きを決めるには10勝が条件。この規定での復帰決定は現行制度となった1969年名古屋場所以降、2005年初場所の栃東以来5人目(6度目)となった。

  ◇  ◇

 -初優勝の気持ちは。

 「令和最初の場所で優勝できてうれしい。そう簡単に平幕では優勝できない。びっくり」

 -優勝は意識したか。

 「それは考えず、思い切っていこうと思った。自分の相撲を取ろうと思った。体が反応した」

 -緊張感はあったか。

 「すごいプレッシャーがあったけれど、落ち着いて取れた」

 -誰に報告したいか。

 「先生(富山商高時代の亡き恩師、浦山英樹さん)です。いつも土俵の上で応援してくれている。おかげさまで優勝できましたと言いたい」

 -富山出身の第22代横綱太刀山はどんな存在か。

 「横綱なので、近づけるように頑張りたい」

 -来場所へ向けて。

 「三役になれるか分からないが、もっと上がある。初優勝で満足せず、稽古をしていく」

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