琴鎌谷が“サラブレッド対決”に勝利 豊昇龍投げる 自身の祖父は琴桜、父は琴ノ若
「大相撲夏場所・5日目」(16日、両国国技館)
佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で東幕下2枚目の琴鎌谷(21)=佐渡ケ嶽=が西幕下4枚目の豊昇龍(19)=立浪=との全勝対決を制し、無傷の3連勝とした。
立ち合い、突いて出て攻勢。右が入り寄った。相手も粘り腰を見せ、最後は投げの打ち合い。相手を土俵にたたきつけた。
「休まず出れば相手は慌てる。先に先に先手でと思っていた。体がしっかり反応した。相手のことは気にしない。楽しんでいければと思った」。自身は父が師匠で元関脇、祖父が元横綱琴桜、豊昇龍は元横綱朝青龍のおい。負けられない“サラブレッド対決”に勝利した。
勝ち越しに王手をかけ、十両昇進にまた一歩前進した。「ここからが本番。しっかり思い切って。自分との戦い。あとのことは考えず、その日の一番に集中していく」と、力を込めた。