多田修平、新スタートに手応え 山県との直接対決「優勝を目指したい」
「陸上・木南道孝記念」(6日、ヤンマースタジアム長居)
男子100メートルに出場する男子100メートルに出場する、17年世界選手権400メートルリレー銅メダリストの多田修平(22)=住友電工=は、自身と同じくスタートを得意とする山県亮太(セイコー)との直接対決に意気込んだ。「山県さんもスタートが速いので食らいついていきたい。優勝を目指したい」と、今季初勝利を目標に掲げた。
この日の練習でも特にスタートを入念に確認。先月28日の織田記念国際の決勝では、それまで首を前向きにしていたフォームから、首をダラリと下に向ける構えに変え、「首を下げて低い姿勢がキープできる。まだ少し上に浮いてしまうが、それを抑えればスムーズに加速できる」と手応えをつかんだ。
織田記念では10秒21(追い風1・2メートル)で2位。今季は左太もも裏の故障で出遅れたが、「調子はあがっている。今大会はベストコンディションに近い」と上昇気流だ。
17年に一躍スターダムへと昇ったが、昨季は満足いく結果を残せなかった。社会人一年目でトレーニング環境も変わり、体重は昨年から約2キロアップ。「筋力面が課題。フィジカルを鍛えて推進力へとつなげたい」と進化を目指している。