桐生祥秀が帰国 今季初戦10秒08&200M自己ベストに手応え

 陸上男子100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(23)=日本生命=が24日、成田空港着の航空機で豪州合宿から帰国した。

 23日にクイーンズランド州で行われた大会で、昨季1度も出せなかった10秒0台となる10秒08の好記録をマーク。200メートルでも6年ぶりの自己ベストとなる20秒39を記録した。ともに今秋の世界選手権の参加標準記録も突破し「100メートルは落ち着いてレースができたし、去年のシーズンベストを初戦から超えられた。200メートルは6年ぶりの自己ベスト。こっちの方がうれしい」と、笑顔で語った。

 100メートルでは終盤の争いに競り勝ち、今年から取り組んでいるメンタルトレーニングの成果を見せた。「並ばれてもいつも通りの走りができたことは大きい」と、手応え。次戦はアジア選手権(4月、ドーハ)。日本人初の9秒台をマークした男が、復活のシーズンを駆ける。

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