長谷川涼香、復調兆しV 池江不在の100メートルバタフライ代表に名乗り

 「競泳・コナミオープン」(17日、千葉県国際総合水泳場)

 リオデジャネイロ五輪女子200メートルバタフライ代表の長谷川涼香(19)=東京ドーム=が、同種目で2分8秒32をマークし優勝した。白血病を告白した池江璃花子(ルネサンス)の1学年上の先輩。昨季は不調に苦しんだが、復調の兆しを見せた。女子200メートル個人メドレーは大橋悠依(イトマン東進)が2分9秒91で勝ち、男子200メートルバタフライは瀬戸大也(ANA)が1分55秒24で優勝した。

 少しだけ笑顔が戻った。リオ五輪代表の長谷川が得意の200メートルバタフライで優勝。「2分7秒台が目標だったので悔しい」と話したが、50メートルでは自己ベストを更新するなど好感覚が戻りつつある。

 淑徳巣鴨高出身で、現在日大1年生。日大に進学予定だった池江の高校大学ともに1学年上の先輩だ。池江が途中帰国したオーストラリア合宿も参加。オフの日は一緒に買い物に行くなど、公私ともに多くの時間を過ごした。帰国時には「先に帰るね」とあいさつがあったという。

 レース後は「璃花子がいないので、代表で100メートルのメンバーがいなくなる。自分が100メートルを頑張らないと」と自ら切り出し、池江の専門100メートルバタフライでの代表入りにも意欲を見せた。

 昨季は不調に苦しみ、4月の日本選手権では派遣標準記録を突破できず。「まず派遣を切ることが目標」と冷静に話した長谷川。「自己ベスト更新を目標に頑張る」と、3年前にマークした2分6秒0の更新を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス