池江 年始から見え隠れしていた体調不良 今年初レースで「疲れの抜けが遅い」

 競泳女子の池江璃花子(18)が12日、ツイッターで白血病と診断されたことを公表した。池江はツイッターで書面をアップし「体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました」と記し「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です」ともつぶやいた。

 振り返れば、池江は今年に入って間もない頃から体調の異変を感じていた。

 池江の2019年初レースは1月13日に都内で行われた三菱養和スプリント。得意の100メートルバタフライは、1分00秒41と、自己ベスト(56秒08)とはかなり差があるタイムだった。出場を予定していた200メートル自由形は体調面を考慮して棄権。レース後は「自分でもビックリするくらいタイムが遅かった」と話し「体のだるさを感じることが多くなっている。去年に比べるとだいぶ疲れの抜けが遅くなっている感じはしている」と明かしていた。

 ただ、当時はあくまで本人も周囲も疲労が原因と考えていた。実際、米アリゾナ州フラッグスタッフで約3週間行った高地合宿から12月24日に帰国し、大みそかは紅白歌合戦に審査員として出席。年明けも表彰式の出席が続くなど、慌ただしい年末年始を過ごしていたのだ。池江自身も「高地疲れもあると思う」と話していた。

 とはいえ「今まで自分が調子悪かったときは1、2日で治っていることが多かった。長引いているのは心配」と、自身の変化に若干の懸念を示していたのも事実。指導する三木二郎コーチ(35)も高地合宿中、最後の練習を1回休ませたことや下痢が続いて体重が1、2キロ落ちたことを明かしており「体調見てやっていけたら」と話していた。

 今後は日本選手権出場を断念し、治療に専念するとしている池江。1日も早い回復が待たれる。

 池江は100メートル自由形、100メートルバタフライなど、長水路では5つの日本記録保持者。昨年のアジア大会では6冠を達成し、MVPを獲得するなど、東京五輪でのメダル獲得が期待されていた。

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