若元春 十両昇進で史上20組目の兄弟関取に 師匠の荒汐親方は一本立ち願う

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、モンゴル出身の霧馬山(22)=陸奥=と、若元春(25)=荒汐=の新十両昇進を決めた。霧馬山は陸奥部屋から2008年初場所の霧の若以来、11年ぶりの新十両。大成道(26)=木瀬=が8場所ぶり、貴ノ富士(21)=千賀ノ浦=は貴公俊のしこ名で暴行問題を起こした昨年春場所以来、6場所ぶりの再十両となった。

 3兄弟力士の次男・若元春が新十両昇進を決め、弟の十両若隆景(24)に続き史上20組目の兄弟関取になった。祖父は元小結・若葉山(時津風)で父は元幕下・若信夫の相撲一家。長兄の幕下若隆元(27)が十両に上がれば、史上初の3兄弟同時関取が実現する。

 スピード出世を期待されながら、8年目での昇進。この日、都内の荒汐部屋で会見し「甘えがあってここまでかかった」と、喜びより安どがにじんだ。

 師匠の荒汐親方(元小結大豊)は「3、4年は稽古に身が入っていなかった」とため息。3兄弟に関して「長男はまとめる。三男は勝負強い。次男はすぐ忘れる」と辛口ジョークを連発した。「元春は気持ちが切れないように。腫れ物に触る感じ」と部屋の看板猫“モル”に負けじ、ニャンとか一本立ちを願った。

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