張本智和 全日本連覇ならず「苦しくて怖い大会だった」フルゲームで準決勝敗退

張本智和(右)は大島祐哉に敗れ悔しそうな表情を見せる=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・山口登)
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 「卓球・全日本選手権」(20日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子シングルス準決勝が行われ、昨年の覇者、張本智和(エリートアカデミー)は、大島祐哉(木下グループ)と対戦。フルゲームの3-4で張本が敗れ、連覇はならなかった。大島は初の決勝進出を果たした。

 第1ゲームで張本はパワフルな大島の強打にミスを誘われ、8-11、第2ゲームも4-11とリズムをつかめないまま2ゲームを落とした。第3ゲームはバックハンドが決まり始め、11-1と圧勝。第4ゲームも3-7までリードしたが、そこから一気に逆転を許して8-11。4ゲーム先取でゲームカウント1-3とした。

 しかし、接戦となった第5ゲームを11-8で制し、第6ゲームも相手のミスが続いて11-4でとり、ゲームカウント3-3。第7ゲームも再び接戦となったが、張本は9-11で敗れ、フルゲームの激戦を落とした。

 張本は試合後「準決勝で(2連覇まで)あと一つだと守りに入ってしまった。強気で攻めることが今大会はできなかった」と振り返った。

 前回大会では男女を通じてシングルスで史上最年少優勝記録を樹立し、連覇がかかっていた今大会。「これまでは全部向かっていく立場で優勝していた」と言うが、王者として臨む今年は「去年と全然違う」と感じたという。国内の最高峰が“打倒張本”を掲げて挑んでくる全日本選手権は「苦しくて怖い大会だと感じた」と、率直に語っていた。

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