タカマツ3連勝で1位突破 強敵撃破で確かな手応え

 「バドミントン・WTファイナル」(14日、広州)

 1次リーグ最終戦が行われ、女子ダブルスのリオデジャネイロ五輪金メダルでワールドツアー年間1位の高橋礼華(28)、松友美佐紀(26)組(日本ユニシス)は陳清晨、賈一凡組(中国)に2-1で逆転勝ちし、3連勝のA組1位で、永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)も3連勝のB組1位で準決勝に進んだ。同シングルスで山口茜(再春館製薬所)は最終戦で顔を合わせた世界ランク1位の戴資穎(台湾)が途中棄権したため、A組2位で準決勝進出。既に4強入りを決めていたB組の奥原希望(日本ユニシス)は最終戦で対戦した陳雨菲(中国)が途中棄権した。

 堂々の3連勝だ。女子ダブルスの高橋礼、松友組はジャカルタ・アジア大会決勝で苦杯をなめさせられた昨年の世界選手権優勝ペアに、しぶとく逆転勝ち。高橋礼は「1位通過できるとは思ってなかった」と声を弾ませた。

 第1ゲームは14-8からスピードを上げた相手に対応できず、この大会初めてゲームを落とした。第2ゲームも15-9から1点差に迫られながら、慌てず丁寧にシャトルを散らし、相手のミスを誘った。最終ゲームは勝負どころで突き放す集中力を見せた。

 1次リーグA組は世界ランク4位のインドネシア組と強豪中国のペアが2組入った。強敵との3連戦で確かな手応えを得て、高橋礼は「成長するには、こういう厳しい組で良かった」と口にした。

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