三原舞依4位 直前練習でのアクシデントにも動じず「切り替えてできた」

 「フィギュアスケート・NHK杯」(10日、広島県立総合体育館)

 女子フリーが行われ、17年四大陸選手権女王でSP3位の三原舞依(19)=シスメックス=は合計得点204・20点(SP70・38、フリー133・82)で4位だった。フリーでトリプルアクセル2本を成功させたSP5位の紀平梨花(16)=関大KFSC=が224・31点(SP65・59、フリー154・72)で優勝。宮原知子(20)=関大=は143・39点、合計219・47点で2位だった。

 連続ジャンプの二つ目が2回転になる小さな反省はあったが、大きなミスなく演技を終え、三原は笑顔でリンクを降りた。冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループで回転不足の判定となったが、できばえでの減点は1つもなし。「ミスなく終えられてうれしい。(最後のジャンプである)サルコーを降りてからのステップで大きな歓声をもらって。憧れの舞台で滑れて幸せだと思った」と話した。

 アクシデントにも動じなかった。演技直前の6分間練習で林恩讐(韓国)と接触。三原は体勢を崩し、林は転倒した。「申し訳ない。ケガとかないかなと思って『ごめんね、大丈夫?』と聞いたら、笑顔で『大丈夫』と答えてくれた」と三原。昨年11月のGP中国杯SPでは、トゥクタミシェワ(ロシア)と接触し、痛みを抱えながら演技した経験もある。林の言葉に安心し「少しは切り替えてできた」と振り返った。

 次のGPシリーズは今月末のフランス杯が控える。「最終グループの緊張感の中で滑れたのはすごくいい経験になった。もっと自信がつくまで練習したい」と先を見据えた。

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